クスノキコータです。

「シーカヤック(カヌー)に乗ってみたい。でも・・・」
「興味はあるけど、なかなか一歩が踏み出せない。」

と悩んでいませんか?

実は、ぼくも最初はそうでした。

海水浴場のビーチには行ったことはある。

プールの足が届かない所にだっていったことはあるさ。

フェリーや釣り船に乗ったこともあるよ。

・・・でも手漕ぎで海へ出るとなると、ちょっと「不安」ですよね。

この記事では、一番多く聞かれる質問を4つをあげて解説します。
そして、なぜ「海の上の歩き方」なのかもお答えします。

  • 体力が無いけど大丈夫!?距離はどのくらい漕ぐの?」
  • 「シーカヤックはひっくり返らない!?」
  • 「服は濡れるのかな!?」
  • 「泳げないけど大丈夫!?」

●「体力が無いけど大丈夫!?距離はどのくらい漕ぐの?」

シーカヤックって、マリンスポーツってイメージが強いのでしょうか?

サーフィンやウインドサーフィンのようなアグレッシブなハアハア(*´Д`)する遊びではありません。

シーカヤッキングは「マリンスポーツ」よりも「アウトドア」的な遊びです。
イメージは、「低山ハイク」や「ピクニック」に近いのです。若い方から中高年まで性別に関係なく楽しめます。

同行する仲間とお話ししならが、時々お茶を飲みながら休憩して景色を眺めて、また少し漕いでいきます。 通常ツアーで使用してる二人乗りのカヤックは、小柄な女性二人で軽々進みます。

基本的には自力で漕ぎますから普段運動を全くしていない方は、そこそこ疲れると思います。

体力的には、漕ぎ方に慣れてしまえば、「歩くのと同じくらいの疲労度」です。

「そんなに簡単な話じゃないでしょ?」と思うかもしれませんが、本当です。(^_^)
今のあなたには、歩くことは簡単かも知れません。

当然です、今までたくさん歩いてきて慣れているのだから。

シーカヤックで海の上を歩くのも同じです。
最初は上手く出来なくても、慣れてくれば歩けるようになります。(^_^)

あなたは、普段、通勤や通学で毎日何キロくらい歩いてますか?駅まで歩いて疲れますか?

フラットフラットの初心者向けのワンデーツーリングは、穏やかな海を片道3~5kmくらい移動します。そのくらいの距離を普通に歩くことを想像してみて下さい。おそらくシーカヤックツアーでも、同じくらいの所要時間と疲労度です。

熟練カヤッカーは、一日に20㎞も30㎞も漕ぎます。(僕の友人には一日で80㎞漕いでしまう強者もいます。)
それだけの距離を歩くには、それなりの運動量になります。
ましてや荒れた海や、休憩ポイントもない大海原を渉るとなれば、ハードな登山と同じように高い技術と体力が必要です。

「海の上の歩き方」と表現しているのはそんな感じだからなんです。(^_^)

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P8251412-1024x768.jpg です

歩くのが脚力だけではないように、シーカヤックも腕力で漕ぐのではありません。しかし2m以上のパドルを持てない小さいお子さんは自分で漕げませんし、健康に不安のある高齢者にはキツイとおもいます。

標高0mの「海」というアウトドアのフィールドを歩くのです。それなりに健康である必要はあります。

●「シーカヤックはひっくり返らない!?」

おそらくシーカヤックはあなたが想像以上に安定しています。

年間を通してツアーをしていますが、二人乗りのカヤックは、ほとんどひっくり帰りません。
一人乗りカヤックでも、ワンシーズンに数人くらいのだと思います。
しかもほとんどが男性です。力任せに漕いでバランスを崩して転覆です。

インストラクターのいう通りに漕げていたら、ひっくり返らないでしょう。でも・・・

などなどといくら言葉を並べても、絶対にひっくり返らないとはお約束できません!(笑)

あなたが、休日に友人と外出するとき、その友達が「絶対につまづいて転ばない。」って約束できますか?

そんなところも「海の上の歩き方」なんです。(笑)

考え方を切り替えてください。

じつはシーカヤックは「ひっくり返っても大丈夫なフネ」なのです。カヤックはとても浮力があるので、転覆しても、沈没はしません。

そしてインストラクターのサポートで、簡単に再び乗りなおすことが出来ます。

転覆する心配で不安でいるより、せっかく海で遊ぶのだから、ひっくり返ってもかまわない、思い切ってひっくりかえっちゃっても大丈夫です。

ただし転覆したら、頭から足の先までズブ濡れになります。(笑)

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P9171997-1024x768.jpg です

●「濡れるのかな!?」

基本的に「水遊び」ですから、転覆しなくても、濡れます。
出発の時に足は濡れますし、水面がすぐ近くですから手やお尻も濡れやすいです。
濡れてもいいウェアで遊びましょう。漕いでいると自分のパドルからのしぶきがかかこともあります。アウトドアですから雨が降ることもあります。
行き帰りの服装とは別に、濡れても構わない服装、水中でも脱げない靴などを必ずご準備ください。

※水遊びに適した服装については【海上を歩く前の準備】で書いています。見出し

●「泳げないけど大丈夫!?」

必ずライフジャケットを着用しますから泳げなくて大丈夫です。ライフジャケットはかなりの浮力があり、

頑張っても潜れません。(笑)

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P7141792-1024x768.jpg です

そしてライフジャケットを着ていると「泳ぎにくい」です。
もしも海でカヤックが転覆したら、いくら泳ぎに自信のある人でも陸地まで何百メートルも泳ぐのは体力を消耗します。ライフジャケットが邪魔だ。なんて脱いだら溺れる危険だってあります。

むしろライフジャケットを着てカヤックのそばに浮いているほうが安全。いつも近くにインストラクターがいますから、すぐにサポートします。泳がなくていいのです。

まとめ
健康であれば楽しめます。
●ひっくり返っても大丈夫。

●水遊びなので濡れます。
●泳げなくて大丈夫。