シーカヤックでキャンプ【ビーチチェアの巻】
クスノキコータです。
ネット上には「初心者向けのキャンプ道具オススメ」的なサイトがたくさんありますが、「シーカヤックで」となると、登山ともオートキャンプとも、道具選びが違ってきます。このブログでは、初心者向けのシーカヤックでのキャンプに適して道具選びに役立つ情報をおしらせします。
今回は「椅子」について。
シーカヤックキャンプは、ソロキャンプ同様にミニマムなスタイルが求められます。
「地べたに座ればいいじゃないか。もしくはシートがあれば十分。」とゆう意見もあります。積載道具の優先順位は、けして高くはないかもしれません。しかしシーカヤックでのキャンプツーリングでは、自分の力で海を渡ってきて、くつろげるキャンプサイトにチェアあると、快適度がぐっとUPします。ましてや仲間たちと漕いできて、夕暮れに焚き火を囲み宴の時で、自分だけチェアがなくて砂浜に直接座っていたりすると、まるで主人と召使いのようで・・・
シーカヤックでのキャンプツアーで使うチェア選びのポイントは2つ
1.シーカヤックのハッチに積載できる?
2.砂浜に適しているか?
収束型チェアは・・・
キャンプ用の折り畳み椅子の中でも「平面畳み型」や「収束型」のチェアは定番だが、収納する形が長くなってしまう。収納スペースが広いシーカヤックだったとしてもハッチのサイズは、さほど大きくないため収納は至難の業だ。
キャンプのとき、必要な荷物としてテントやシュラフ、マット、クッカー、食材、水などは、優先順位が高い。それらに比べると、チェアは優先順位的に低いギアだ。省スペースの為に、出来るだけコンパクトなものを選びたい。
これらは、僕が実際キャンプツーリングで使っているギアです。
組み立て式ローチェア
背もたれと座面が1枚の布で、骨組みと別パーツになっているチェア。
4本の足で支えているタイプ
収納サイズはとてもコンパクト。収束型や平面たたみ型のチェアとくらべて長さも半分以下になる。
スターンハッチに入れても、この通り。
高さがあり、立ったり座ったりのアクションもスムーズに出来る。
定番商品はヘリノックスの「チェアワン」。テントやトレッキングポールの合金加工で世界的に有名な「DAC 社」がデザインしたチェア。強度と軽さを兼ねそろえている。
他のメーカー商品で、同じ形の廉価タイプの物もある。しかしフレームのクォリティーが違い、ヘリノックスの軽さと強度には及ばない。ザックに入れて背負っていくには、この重さの違いは大きいが、しかしシーカヤックに積載するには、あまり気にならない・・・あくまで私見ですが。
しかし、この4本足のタイプは、欠点があるのです。
キャンプ場で使っている時には問題なかったのだが、ビーチで使用すると、少しずつ足が砂にズブズブと刺さっていく。
やがて、後ろに倒れてしまうのですよ。
こんな、足が砂に埋まってしまう事態の対策として「沈み防止」用にいくつかアタッチメントが別売りされています。
ボールタイプの商品。
ロッキングチェアタイプや
グランドシート型もあります。
沈み込みを防ぐアタッチメントがいろいろあります。
いっそ、足がなければ。「グランドチェア」
より地面に近い形で座る「グランドチェア」です。脚がなくなり、さらに軽くコンパクトになっています。
足が無く、スクウェア型に支えているので、砂に沈み込むことはありません。
座面が低いので、一般的なキャンプテーブルの周りで使うのには向いていません。
最近のソロキャン流行りの「ロースタイル」です。
収納も足がない分、さらにコンパクトな印象です。
ハッチの中でも嵩張りません。
王道ブランド「ヘリノックス」のグランドチェアです。重量は615g。かなり軽量です。
他のメーカー商品で、同じ形のグランドチェア。こちらは920gと記載があります。かなり低価格ですが、重さは約1.5倍あります。
アウトドア用の座椅子
最近では「レッグレスチェア」と言うらしい、日本語の”座椅子”です。そしてアウトドア業界でレッグレスチェアのパイオニア的なブランドと言えばクレイジークリーク。その定番商品が「ザチェア(座椅子?)」だ。
背もたれ座面には1.25cmの厚いフォームが入っていて、表面には420デニールのナイロンが使われていて、頑丈な作りになっています。
お尻がすっぽり収まる感じと自分でバランスをとってる感覚が、なんとも心地よくて、根が生えたように立ち上がりたくなくなります。これはメリットか?それともデメリットか!?
二つに折りたたんでハッチに収まりますが、フォームが厚い分だけ折り畳みチェアより嵩張りそう。
クレイジークリークの定番ギア 「ザチェア2.0」。
高密度EVAフォームを使用して、さらに軽量&コンパクトになった「HEX2.0 オリジナルチェア」
最低限「座布団」だけでも持っていきたいの‼
キャンプの日程が長くなると必要な食材や飲料水も増えていく。いくらパッキングに工夫を重ねてもチェアを持っていくスペースが確保できない。そんなこともあると思います。
せめて、コンパクトな「座布団」だけでも持っていきたい!!
インフレータブルの小型マットは、座布団にすると地面からの冷気を遮断してくれる。そしてテント内で就寝する時には枕になる。
かなり軽量コンパクトになるので、キャンプ用品満載のハッチ内でも、きっと入る隙間があるはず!!
キャンプマットのメーカーのインフレータブル座布団は、擦れにも強く丈夫で安心。
それでも、持っていけない。とゆう人は、折り畳みのレジャーマットをデッキのバンジーコードに挟んで持って行ってください。多少濡れても振り回せば水は切れます。(笑) 100円ショップでも売っています。