【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【ベースレイヤー】の巻
クスノキコータです。
冬の海は、透明度が高くてとてもキレイです。冬でもシーカヤックツアーに参加したいけど、防寒の服装をどうしたらいい解らない。と悩んでませんか?
【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【基本の巻】で解説しましたが、冬のシーカヤックツーリングの防寒の基本は「レイヤリング(重ね着)」外着・中間着・肌着 の組み合わせです。
この記事では、オススメのベースレイヤー(肌着)をご紹介します。
正直、ベースレイヤーの話は、「登山・ベースレイヤー・オススメ」で検索すると、登山の熟練者がとても丁寧に解説していただいているブログがたくさんあって勉強になります。是非、そちらをご覧いただきたい。(笑)
それを踏まえた上で、「海のアウトドア」であるシーカヤックに適したオススメベースレイヤーをご紹介します。
■水中での保温を意識した化繊ベースレイヤー
■ベースレイヤーの下、快適なドライレイヤー
■天然素材!! メリノウールのベースレイヤー
■裏技!半袖のベースレイヤー・プラスα
【水中での保温を意識した 化繊ベースレイヤー】
シーカヤックを漕いでツーリングしている時には、万が一沈したときにを意識したらウエットスーツを着たい。けど、ウエットスーツは通気性はありません。すごく蒸れる。 発汗しても快適なウェアが望ましいのですが、 判断が難しいですね。
運動時の通気性と水中での保温性の両方を兼ね揃えたウォータースポーツ用の化学繊維のベースレイヤー を2つ ご紹介します。
●ファイントラックの「ラピッドラッシュ」
●ファイントラックの「ラピッドラッシュ」レディース
●「ホットカプセル」シリーズ これは「ダブルエアー」
「ホットカプセル」シリーズ のレディース
【ベースレイヤーの下、快適な”ドライレイヤー”】
【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【基本の巻】でレイヤリング(重ね着)の基本は、外着・中間着・肌着 の3レイヤーです。と書いたんですが、
ファイントラックが推奨するのは「5レイヤリング」。
吸汗速乾の ベースレイヤー の下に「撥水性」のある 「ドライレイヤー」を着ることで汗冷えのリスクを軽減するというもの。
かくいう僕も、実践しているが、かなり快適です。
ドライレイヤーといえば、ほぼ2強が「ファイントラック」と「ミレー」。
●ファイントラックの「ドライレイヤーウォーム」
●ファイントラックの「ドライレイヤーウォーム」のレディース
そして、もうひとつ代表的なドライレイヤー。
●ミレーのアミアミこと、「ドライナミックメッシュ」
●ミレーのアミアミこと、「ドライナミックメッシュ」のレディース
これを着ると格段に快適なのです。しかし、両方ともメッシュのスケスケなので、脱衣所で見られるとちょっと恥ずかしい。特に「黒」はイヤラシイ(笑)
そして、もう少し廉価版がこちらの「TSドライ」。僕もヘビーユーザーです。
ベースレイヤーとドライレイヤー、地肌に触れるものだから、その性能が最も大事なんです。
【天然素材!! メリノウールのベースレイヤー】
もう一つ、お勧めしたいのが「メリノウール」です。オーストラリアやニュージーランドで畜産されるメリノ種とゆう種類の羊毛です。優れた天然素材です。
メリットは、
- 濡れても冷たくない。繊維は吸水するが肌から体温を奪わない。海でもシーカヤックのシートが濡れることがありますが、お尻から浸みてウールのパンツを濡らすことがあります。しかし触ると濡れているのですが、お尻はあまり冷たく感じません。
- 臭くならない。化繊のベースレイヤーは吸水と速乾に優れているのですが、乾いたあと雑菌が発生して匂います。※一日着用したら、洗濯しましょう。しかしウールは天然の抗菌防臭効果があり、臭くなりにくいのです。実際、キャンプで何日間も着たきりになったことがありますが、臭くなりません。
デメリットもあります。
- 化繊のウェアに比べ乾きにくい。単純に汗の処理が遅いです。化学繊維と比べると吸水性と速乾性は少し劣るように感じます。なので急激な運動による発汗には弱い。
- 価格が高い。メリノウールは高級天然素材です。化学繊維のウェアと比べると全体的に高価です。
レディース
【裏技!半袖のベースレイヤー・プラスα 】
これまで解説したとおり、シーカヤックツーリングでは、ウエットスーツで長時間漕ぎ続けると蒸れるので、吸水速乾性に優れたベースレイヤー(肌着)ウェアをお勧めしてきました。しかしボディに比べて、パドルを持つ手は海水で速乾性など追いつかないほど濡れる頻度が高くなります。
そこで、僕がオススメするのが、こちら。
「袖だけウエットスーツ」
そもそも、半袖ウエットスーツ(シーガルやショートスプリングなど)のアタッチメント的に装着すると、長袖みたいになるよ~的なものなのです。
ベースレイヤ―を半袖にして、袖だけウエットと組み合わせると、
ボディは汗をかいてもサラッとして、水が袖口から肘まで侵入しても冷たくならないので、とても快適です。
またその時の天候に合わせて脱着できるので、初冬から春先まで使えて便利です。
※この記事は、当店がある三浦半島エリアの気候を想定しています。東北や北海道など海水温が低いエリアでの服装は、ご当地のカヤックショップにご相談ください。
冬のシーカヤックの服装選びシリーズ
【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【ウエットスーツの巻】
【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【ベースレイヤーの巻】
【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【防水・防風ジャケットの巻】
※この記事は、あくまで神奈川の三浦半島近辺の海洋フィールドの気候を想定して書いています。また、暑さや寒さなどの体感は個人差があります。ご理解の上、参考にしていただければ幸いです。