【基本】登山ともサーフィンとも違う、冬のシーカヤックの防寒の考え方
クスノキコータです。
スキー・スノーボードのシーズンが「冬」であるように、シーカヤックのシーズンが基本的に「夏」だとは思いませんか?
ぼくも夏が大好き。寒いの苦手なんです。冬はぬくぬくした室内で映画を観るの大好きですぅ。(^_^;)
「真冬の冷たい海」を漕ぐなんて、相当なマニアだな~信じられない!!と思っている方もいると思いますよね。
実は、三浦半島でシーカヤックを趣味にしてる方たちは、一年中漕いでいます。冬の海は透明度も高くてとてもきれいなんです。
なぜなら、冬のカヤックツーリングに適した「海の防寒の基本」を理解した装備で漕いでいるからです。
この記事では、登山などのアウトドアとは違う、「海の防寒の考え方」をご紹介します。これを理解できると、海での快適な服装選びが出来るようになります。
冬でも、三浦半島の海水は温かい。
「冬は寒い」です。でもじつは、三浦半島の海水は、さほど冷たくありません。
データで比較してみました。
例年の三浦の12月の平均気温は日中13℃~夜6℃くらい。(気象庁の統計)
2019年三浦の12月のデータによると海水温は19~17℃もあります。 (神奈川県 水産技術センター の計測)
空気より海水のほうがずっと温かいのです。
濡れる+風に当たる=熱が奪われる
温度だけで言えば、空気より海水の方がずっと温かい。
そのおかげで三浦では、陸にいるより海面近くの空気の方がよほど温かいのです。
まして晴れて太陽が出ていれば日陰がない分さらに温か~い。(^_^)
ただし・・・「無風」なら。
海の上は、障害物がないので、たいへん風通りがよろしい。(そらそうだ。)
冬の冷たい風が吹き抜けます。
しかも濡れていたら、水は風に触れて蒸発します。
このとき気化熱を奪うので、冷た~くなるのです。
濡れて風にあたると冷えるです。なので冬のシーカヤッキングは、風がない晴れた日が快適なのです。
さらに服装も「濡れないようにする。」「風に当たらないようにする」そして「冷やさないようにする」
この3点を注意するれば快適なカヤック用の服装選びが出来るわけです。
この基本を踏まえた具体的な服装のお話は、【冬のシーカヤックの服装選び】シリーズ で解説します。
まとめ
冬のシーカヤックの防寒には「防水」+「防風」が重要。
※この記事は、あくまでフラットフラットのある三浦半島の海を想定しています。
日本海側、東北、北海道の海は、もっと水温が低くなります。そちらでの服装は、各エリアにあるカヤックショップにご相談することをお勧めします。