瀬戸内海を渉る(十八次 瀬戸内カヤック横断隊 備忘録)その5

六日目 走島(唐船天女浜)

4時起床。また湿ったウェアに着替えながら右足の感じを確かめる。うん・・・昨日より幾分いい感じ。ロキソニンを貼りなおす。朝餉は白米とネギの味噌汁と三枚肉で、シンプルだけど、ほっこりする。(´∀`)
出艇準備も昨日よりはスムーズに出来た。静かに、少しづつ明けてくるこの時間の色彩が大好きです。


この日のリーダーは、ハラ隊長のご指名でふたたびユート。そしてナビゲーターに海域をよく知っている瀬戸内のベテランカヤッカーのタクローさんが付いた。この日37㎞先にある瀬戸大橋を潮止まりで通過できるかがポイントとなる。また六日目以降の天候不穏の予測を見る限り、ここが赤穂へのゴールへ届くかどうかの重要な局面になるとように思えた。


出発してしばらくして往く手から日が昇る。天候は温暖で良好。岡山県の笠岡諸島に属する大飛島、小飛島、真鍋島をアイランドホッピングしながら渉ってゆく。この真鍋島は、「瀬戸内少年野球団」のロケ地だったとムラカミ副隊長が教えてくれた。夏目雅子さん綺麗だったな~「みんな不良少年だった。」(≧▽≦)

休憩も短めに、小手島での昼休憩も30分たらずで再出発して、向い潮に抗いながら、漕ぐだけさ漕ぐだけさ~
マーさんは、旅の間、ラダーをほとんど降ろさずに、グリーンランドパドルでボートコントロールしながら漕いでいた。

広島の北側を通過すると、はるか先に瀬戸大橋が視えてきた。本島の北側を進み、徐々に近づいていく。この辺りで追い潮に変わっていた。


櫃石島と岩黒島の間を通過する手前で、大型船の通過する水島航路を横切る。巨大な船が矢継ぎ早に表れる。
左からは船が来ていなかったので、タイミングを見計らいナビゲーターのタクローさんが隊を航行の中央付近まで前進させる。どんどん近づく貨物船の大きさと近さに慄いてしまう💦
「もっと寄るのか?マジか!?」追い潮で押されるのもあって接近しすぎを怖くて、後ろ側で前進を止めると、原隊長から「もっとつめろ~!」と指示が飛んできた。「隊が長くなる方が危険。タクローの判断は間違っていない。信じろ!」と窘められた。

大型船の去り際を一気にスピードアップして航路横切った。(゚∀゚)ワオ
15:00 瀬戸大橋 岩黒島北側)を通過。本州の岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市を結ぶ約13キロの巨大は橋を下から見上げるのは圧巻だった。車道の一段下に、電車が走ってる。巨大建造物だぁ凄いな~( ゚Д゚)

追い潮に乗って一気に渋川海岸へと漕ぎ進んだ。
瀬戸内カヤック横断隊は通過した一時間半後、瀬戸大橋では6年生52人を含む62人が乗船していた海上タクシーが転覆事故を起こしていた、日没後の午後6時ごろまでかかり全員が救助された。3人が低体温症などで病院に搬送された。当時は晴天、温暖、弱風、少しでも状況が違ったら・・・と想像すると恐ろしくなる。救助に尽力した方々と生還した子供たちに、称賛と労いを。

日没が迫るころ、ラスタカラーの漁船ヤポネシア号が登場!! ビーテンさんが法螺貝をブオ~ブオオ~と吹いて出迎えてくれた。ちょっとテンションが上がった。(゚∀゚)イエーイ

17:00 西の空に夕日が隠れて、暗くなるころ本土の渋川海岸に到着。日の出前から日没までよく漕いだ。

岡山県玉野市の渋川海水浴場は、観光地。ホテル・旅館もあり、近くに水族館もある。
その海水浴場の端っこでテントを張らせてもらった。

綺麗に整備された海水浴場には、流木もなく、有ったとしても、散歩をする人や夜釣りにきた人がいて、焚火をする雰囲気でもない。公衆トイレ近辺の外套の下で集まり食事とミーティングをした。焚火が無いと物足りない体質になり始めていた。(*´з`)チェ
差し入れでいただいた、冷凍スープカレー(シーフード)が絶品でこの旅で一番美味しい夕食となった。
しかしマーさんは、今夜もレトルトのカレーライスと汁物にスープカレーとゆう不思議な組み合わせの夕食を召し上がっていた。「だって味が違うから」だそうである。(笑)

この日49.3㎞を漕ぎ、今回の旅で最長距離のツーリングとなった。赤穂へのゴールへのイメージがリアルになったきた。
しかし、初日から続いていた好天も、いよいよ明日は崩れそうである。夜中は雨がふり、明日昼には西風があがる予報が出ていた。疲労が溜まってきている者もいる。いよいよ旅の終盤である、はたして・・・

五日目 走島~渋川海岸 49.3㎞


※specialThanks 今回もまたまたまたまたマーさんの画像を使わせてもらいました。ありがとう。


瀬戸内海を渉る(十八次 瀬戸内カヤック横断隊 備忘録)その6 へと続く。

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