【初心者向け】冬のシーカヤックの服装 【シューズの巻】

クスノキコータです。
【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【基本】で書いたのですが、冬の海でもアウトドアの服装選びの基本は登山ウェアに近いです。
ツーリング中に「沈(ちん)=転覆」しない限り(もしくは風雨の中でツーリングしないかぎり)全身がズブ濡れになることは、ほとんどありません・・・とは言え、絶対ではありませんが。

しかし足元は同じようにはいきませえん。

なぜなら、波打ち際からの出艇・着艇ではまず足は水に浸かってしまうからです。
今回の記事は、冬のシーカヤックのシューズ選びのポイントを2つお伝えします。

結論から申しますと、大きく分けて2択です。

フルシーズン使える【濡れても冷えにくいウエット素材のマリンブーツ】

もしくは、街でも使える【柔らかいレインブーツ】

です。

スタンダードは、マリンブーツ

夏場なら、こんなメッシュタイプのマリンシューズが快適だ思いますが、冬は濡れて風に当たるととても冷たいです。

しかもメッシュ素材は、海水と一緒に砂が侵入して靴の中に残ってしまうことが多いので、個人的にはメッシュ素材は好きではありません。

おススメは、ウエットスーツと同じ素材(ネオプレン)のマリンブーツです。

水に入ると少し浸水しますが、水が体温であたたまり保温効果があります。できるだけフィット感のあるサイズを選びましょう。

そして濡れてもツーリング用のシーカヤックに乗ってしまえば、下半身がスッポリ入ってしまうので、風が当たらないので寒くありません。
そして、冬だけでなくオールシーズン使えます

シーカヤックツーリングに使用する場合のブーツ選びのポイントは2つあります。


1.足首(くるぶし)までのハイカット。
シーカヤックツーリングでは、ビーチから出発しても上陸地点が磯であることも。岩でくるぶしを削らないように、足首まで保護できるハイカットをオススメします。


2.靴底に厚みがあるもの。
サーフィン用のマリンブーツは、ボードの感覚が掴み易いように靴底が薄く柔らかくなっているものが多いです。岩場を歩く時に痛いので、底の厚みには注意が必要です。

こんな感じの「ダイビング用のマリンブーツ」がオススメ 

最近は、ワークマンでも、取り扱っている ネオプレン素材のショートブーツ。
アトムの「グリーンマスター」

最近、個人的に気にって履いているのは、こんな足袋型のブーツです。
つま先で親指とその他の指の間でセパレートしていると、靴の中で足が滑り難く、踏ん張りが効きます。
サーフィン用のリーフブーツにこのタイプがあるのですが、靴底が薄いのがデメリットです。

マリンブーツのデメリット


上記で、ツーリング用のシーカヤックに乗ってしまえば、下風が当たらないので寒くありません。そう、お伝えしましたが、カヤックから降りてしまえば別です。寒風に当たると、気化熱を奪うので冷たくなります。圧迫感を嫌って、大きめのサイズを選ぶと水が溜まりやすくなります。転覆して脱艇したときに、靴がジャブジャブして脱げたり再乗艇の妨げになることもあるのでサイズ選びは慎重にしてください。
また、ジッパーがついたタイプは脱ぎ履きが楽なのですが、反面、砂が嚙んだりして、そこから壊れることもあるので注意です。

※予算がキビシイ場合は、シューズより薄くなりますが、「ネオプレンソックス+濡れてもいい靴」でも寒さを凌げます。

「柔らかいレインブーツ」は、優秀です。

水に強いといったら、長ぐつ決まっています。(笑)
しかし雨の日に履く普通の長靴では、水中では脱げやすく、ゴツすぎるとシーカヤックのコックピットの中で納まりが悪く不向きです。


オススメは農作業用や野外用の「柔らかいレインブーツ」です。
フィット感があり、柔らかくて丸めて収納出来る、ゴムのソックスのようなレインブーツです。これなら出艇時も膝下まで海に入っても濡れません。靴下を履けるので保温できます。


「日本野鳥の会のレインブーツ」は、野外フェスなどでも人気で、雨の日のカジュアルウェアとしても使えます。

フラットフラットのリピーターのお客様にも、人気です。ひざ下で絞れるので脱げにくいです。

ワークマンでも取り扱っているアトムのグリーンマスター。膝下のベルトで占められるので、脱げにくいです。※上記のロングバージョンです。

田植え用のソフト長靴を使う人も多いです。見た目の地味ですが、リーズナブルです。

柔らかいレインブーツのデメリット


膝上から浸水すると、水が抜けない。
当たり前ですが、膝より上まで波があるところでカヤックに乗艇すれば、中に水が入るし、排水しません。靴下がびしょびしょ(>_<)
転覆すると脱げやすい。
もし転覆して脱艇した場合、長ぐつに水が入ると脱げやすいです。友人に波に巻かれて脱げてしまった人がいました。(^_^;)

※レインブーツでなくてもフィットしていないブーツは脱げてしまうこともあります。


柔らかいレインブーツは靴下を工夫する。


浸水対策の為に、ウェットスーツ素材(ネオプレン)のソックスを着用する。これなら浸水しても冷たくありません。しかし、ちょっと蒸れます!!

浸水のリスクよりも蒸れを嫌う方は、メリノウール100%のソックスをお試しください。多少濡れても冷たく感じません。(※個人差あり)

どれも、一長一短ありますが、冬のマリンブーツ選びの参考にしてください。

冬のシーカヤックの服装選びシリーズ

【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【基本の巻】

【初心者向け】冬のシーカヤックの服装選び【ウエットスーツの巻】

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【初心者向け】冬のシーカヤックの服装 【グローブの巻】

【最強!】冬のシーカヤックの服装【ドライスーツの巻】

※この記事は、あくまで神奈川の三浦半島近辺の海洋フィールドの気候を想定して書いています。また、暑さや寒さなどの体感は個人差があります。ご理解の上、参考にしていただければ幸いです。

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